【要約】最高の体調〜あなたのパフォーマンスを最大に引き出すことができる〜

2021年6月28日

√こんな人に読んでもらいたい

・ 最近なんだか体調が悪い

・ 仕事のやる気がなかなか出ない

・ どうしちゃったんだろう自分

 

最近何かしら体調で不安を感じる人も多いでしょう

それは気のせいではなく「文明病」のせいかもしれません

 

√この本を読むことで

あなたのパフォーマンスを最大に引き出すことができる

書籍になっていると思います

著者のプロフィール

著者:鈴木祐

 

1976年生まれ、慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立。10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ねながら、現在はヘルスケアや生産性向上をテーマとした書籍や雑誌の執筆を手がける。自身のブログ「パレオな男」で心理、健康、科学に関する最新の知見を紹介し続け、月間250万PVを達成。近年はヘルスケア企業などを中心に、科学的なエビデンスの見分け方などを伝える講演なども行っている。著書に『最高の体調』(クロスメディア・パブリッシング)、『ヤバい集中力』(SBクリエイティブ)他多数。

 

その他の著書

本の概要

特に風邪をひいているわけでもないし病気を患っているわけでもないんだけど

なんだか調子が悪くて仕事がはかどらない

 

なんて人もいるのではないでしょうか?

 

そんな人がこの本を読むことで

パフォーマンスを最大に引き出すことができる可能性を秘めた書籍になっていると思います

 

その理由は

  • 文明病から脱却できる
  • 現代人ならではの不調の原因が取り除ける
  • ストレスからの解放

これらが可能な書籍になっていると思いますので紹介させていただきます

 

文明病

そもそも文明病とは何か?

 

近代社会の変化によって引き起こされる現代特有の病気や症状のことです

 

その代表が「肥満」です

 

現代の人はあまりにも肥満が多すぎると言われています

 

これは現代特有の生活スタイルがあるからです

 

例えば古代の環境であれば

人間の消化器系や感覚、脳の食欲中枢などは200年前に発達しました

 

当時はほとんどカロリーが低い食品しかなく

食事にありつけないことも多かった時代です

 

そのため脳の報酬型はできるだけカロリーを取ろうと、カロリーの高い食べ物を探すように進化してきました

 

これが現代の先進国では肥満になりやすい環境になっていると言うわけです

 

ではなぜ文明病が起こるのか?

問題解決のステップはシンプルです

 

  1. 自分が抱える問題について、どこに移転のミスマッチがあるかを特定する
  2. ミスマッチを起こしている環境を、遺伝に沿うように修正する

 

この2段階をこなせばほとんど問題は解決します

この書籍では現在にありがちな不調の原因を大きく2つの要素に分類しています

その原因は「炎症」「不安」です

 

炎症は人の細胞で起きる風邪のようなもので

鬱や肥満、糖尿病といった様々な不調の原因と考えられています

 

不安は古代から存在してきた感情ですが現代人が抱く不満は

古代人が狩猟採集民で感じていたもの不安とは全く異なります

炎症

長く健康でいるためには炎症レベルが低いことが望ましいです

 

ただ現在人は炎症レベルが高いことがあります

炎症レベルが長くいくとどうなるか

パフォーマンスが低下すると言われています

 

例えば、皆さんが風邪をひいたとき体は炎症しているわけですが

体が思うように動かないですよね

 

それと同じで慢性的に長引く炎症をなんとか抑えなければいけません

 

長寿の人は炎症レベルが低いと言う結果が出ています

 

なので健康を保つためには炎症対策をする必要があります

 

何が原因で炎症が長引いているか?

 

それは内臓脂肪です

人は内臓脂肪を分解するために炎症物質が出続けます

 

内臓脂肪が減らない限り体じわじわと思い続け

炎症性物質で傷ついた血管や細胞が動脈硬化や脳梗塞の引き金となります

 

また炎症は脳への影響もあります

脳でダメージがあることで睡眠不足になりやすいです

 

諸説ありますがセロトニンやドーパミンのバランスが崩れることで

睡眠への影響も出てきてしまいます

 

その結果現代人はうつ病になりやすいと言われています

 

このように長引く印象によって

「なんだか調子が悪い」

「よく寝たのに疲れる」

と言う謎の体調不良が出てくることがあります

 

現代の日本人と資料採集民の違いをまとめると次のようになります

狩猟採集民: 外傷や感染による短中期的な炎症がメイン。激しい発熱や嘔吐など周囲から見てすぐわかるような症状が出る

現代の日本人:体内で永遠とくすぶる長期的な炎症がメイン。誰にでもわかるような 症状が表に出ず、少しずつ不調が進行する

 

ではどうしたら炎症の問題を解決することができるか?

 

炎症の問題解決をするためには

腸、環境、ストレスを修正

体と脳を根本からリセットする必要がありま

 

 

現代人は腸内細菌の問題で体の不調を起こしていることが多いとされています

 

腸内細菌の問題を解決するには

腸内細菌と仲良くすることが大切です

そのためには抗生物質をむやみに使わないことも大切です

 

ただの風邪なのに抗生剤を使うのは厳禁です

 

また抗菌グッズや殺菌グッズを排除することも大切です

ただこのコロナの時代に抗菌グッズや殺菌グッズを完全にゼロにする事はできないでしょう

 

ただむやみに使う事は避けた方がいいかもしれませんね

 

ではどうすれば良いかと言うと

空気をきれいに保つ事が大切です

 

部屋を十分に換気し空気をきれいに保つことで

腸内細菌と仲良くすることができます

環境

現代人の不調につながる環境のポイントは

「自然」と「友人」です

 

この「自然」と「友人」が現代と古代ではまるで違う

 

不調につながっている原因だとされています

自然

自然と触れ合うことで交感神経を活性化することができて

体の不調を和らげることができます

 

現代と古代で大きく違うのは自然と触れ合う時間です

 

ただいくら自然が体に良いといっても現代人が急に森の生活を始めるわけにはいきません

 

なので現代人が自然と触れ合う中で1番手軽な方法は

自然音を聴くことと自然の画像を見ることです

 

アムステルダム自由大学の実験では緑が豊かな公園の写真を5分だけ見ただけでも

精神的なストレスは 減少したと言う結果が出ています

 

友人

人は人間関係で悩まされることって多いですよね

 

これが体の不調の原因だったりします

 

でもいったいなぜ人間はコミニケーションで悩まされるのか?

 

そもそも人は他人とうまく人間関係を作れるように設計されていないと言われています

 

古代の人間は他人と交流する事は滅多になかったために

コミニケーションがうまくできるように作られてないんですよね

 

これが現代人を苦しめている遺伝のミスマッチとされています

 

ではどうすればいいか?

 

1人の人間に対して5人前後しか友人が作れないことを知ることです

 

現在はSNSなど広がって大勢の人と絡むようになりました

 

けどこれは人間の備わっている能力では捌き切れないと言われています

 

そのため5人前後の友人しか作れないと理解しているだけでも違うかもしれません

ストレス

ストレスは人を殺します

 

ストレスは体への負担があまりにも大きすぎるために命を落とすこともあります

 

例えば心臓のストレスが蒸しっぱなしになることで人は病気になります

 

現在と古代でストレスが大きく違うんですよね

 

古代のストレスは森やサバンナで獲物載せるときに起こる急性ストレス

 

現代のストレスは人間関係や仕事などといった慢性のストレスが中心です

 

急性のストレスだったらすぐに改善は見られるけど

現在のように人間関係といった慢性的なストレスを抱えることで

体の負担がかかり病気になると言われています

 

それを改善するためには睡眠と適度な運動です

 

睡眠は最も重要なストレス解消方法です

 

僕もパニック障害とうつ病になってストレスに悩まされていましたが

睡眠を改善させることで体の調子は大きく変わりました

 

なので良好な睡眠が取れるように7時間寝れるよう心がけてみてください

 

【要約】スタンフォード式最高の睡眠〜睡眠を制し人生も制すことができる〜←はこちら

 

また運動もストレス解消のためには有効とされています

 

例えばウォーキングを週に3回のペースで12分以上早歩きで行うと

ストレス解消には非常に良いとされている運動量です

 

なかなか運動を身に付けるのは難しいですが

僕は理学療法士を8年経験していて運動を定期的に行っている人は

確かにストレスに強いと言う感覚があります

【要約】 超筋トレが最強のソリューションである〜筋トレで人生を変えることができる〜←はこちら

不安

ぼんやりとした不安は現代人の脳のパフォーマンスとQOL(人生の質)に多大な影響及ぼします

 

その代表的な例は

  • 慢性的な不安は記憶力を低下させる
  • 不安は理性的な判断力を奪う
  • 不安は死期を早める

記憶力を低下させる

2013年にインド国立生命科学研究センターが行った研究によれば

常に何らかの不安を感じている人は、脳の海馬が小さくなる現象が認められました

 

海馬が小さくなることで新しい記憶や学習能力などに影響を及ぼすと言うわけです

 

例えば受験勉強に対して不安がある人は多いですね

 

慢性的な不安が続きすぎて不安がない人に比べて学習能力に差が出てしまいます

 

理性的な判断力を奪う

不安が高まると様々な化学物質の連鎖が起こり

より原始的な脳の働きが優勢になっていきます

 

不安が起きた瞬間に論理的な判断力上ケースは皆さんも心当たりがあるでしょう

 

例えば、慢性的な不安が続くと

仕事で選択を迫られた時に判断がうまくできないと言う事はよくあります

 

死期を早める

2013年の観察研究では不安レベルが高い人は心疾患や脳卒中のリスクが29%上昇したと言う結果が出ています

 

不安が強い人は自分を大事にしないからではないか?

と推測されています

 

不安な気持ちが自尊心を低め、過度な飲酒や運動不足につながると言うわけです

 

確かに自分に自信がない時は失敗することが多いです

 

その失敗に対してかなり落ち込んでしまい飲酒が増えたり暴飲暴食をしてしまったり してしまうことで不安が健康を害すことで死期が早まってしまうんですよね

 

 

 

まとめ

今回は

・ 最近なんだか体調が悪い

・ 仕事のやる気がなかなか出ない

・ どうしちゃったんだろう自分

 

と言う人に対して

あなたのパフォーマンスを最大に引き出すことができる

書籍を紹介させていただきました

 

最大限のパフォーマンスを出すためにはやはり体の調子を整えることが大切です

 

そのためには人間の備わっている能力を知ることも大切だと言うことをこの書籍で学びました

 

僕は以前自分の体のことを全然理解していなくて無理をしすぎた結果パニック障害とうつ病発症しました

 

ですが、この本と出会って人間の限界をしました

 

この限界をしたおかげで自分は無理をしなくなりました

 

人間の限界を知らずに無理をしている人が多いでしょう

その結果僕のようにメンタルが崩れて精神的な病気になる人がいまだに増えています

 

その人たちにこの本をぜひ読んでみてほしいと思います

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