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読者の悩み
- 上司と部下に挟まれて心が疲弊している
- 子供もいて早く帰りたいのに帰れない
本書から得られるもの
- 心が疲れない仕事の方法
- 残業を減らすことができる
著者プロフィール
著者:福山敦士さん
プロフィール
キャリア教育研究家。DORIRU株式会社代表取締役。慶應義塾高校講師(ビジネス実践講座)。1989年横浜生まれ。大学卒業後、サイバーエージェントに入社。会社員生活になじめず成績が上がらない日々を過ごすものの一念発起し、仕事の仕方を変えたところ、25歳でグループ会社(シロク)の取締役営業本部長に就任。27歳で独立起業。複数企業/事業を立ち上げ4度のM&A(売却)をすべて上場企業相手に実行。ショーケース社へのM&A時、同社取締役に就任。人事本部長として、採用育成、人事制度設計、マネジメント研修などに従事。2020年、ギグセールス社(現DORIRU)にM&Aにて参画、2022年から代表取締役就任。慶應義塾高校、代々木ゼミナール教育総合研究所などで学生にビジネスを教える講師を務めている
引用:紀伊国屋書店
本記事の概要
本書の目次
1 心がブレない自分をつくる 心を整えるメンタルコントロールのコツ
2 自分中心で考える 人間関係を低ストレスにするコツ
3 思い込みを外すと不安も消える 不安にならないコツ
4 モチベーションは自分で動かす モチベーションを下げないコツ
5 自分を知ることで認める 自己肯定感を高めるコツ
6 選び方を変えると結果も変わる 余計なストレスを溜めないコツ
7 過去と未来を見る 自己効力感を高めるコツ
メンタルコントロール術
メンタルコントロール術のポイントは3つあります。
そもそも心が疲れる原因はマイナス感情。
自分のメンタルを攻撃しているのは自分自身です。
ココがポイント
・多少のストレスやショックでは疲れない自分をつくっておくテクニック
・想定外にストレスやショックを受けてしまってもフラットな状態に戻れるテクニック
・余計なストレスやショックを受けなくて済む環境を整えておくテクニック
心がブレない自分を作るには
仕事では常に平常心を保とう。
ぼくは、仕事をする上で、常に平常心を保つことが重要だと考えています。
なぜかというと、平常心が崩れると、心がブレやすくなるからです。
平常心を失うと、心が不安定になり、仕事の集中力や判断力に影響が出ます。
これは、絶対に避けたいことですよね。
平常心を保つ方法として、マインドフルネスの実践がおすすめです。
これは簡単にできて、効果的なんです。
方法は簡単。
- 背筋を伸ばして座る。目は軽く閉じるか、薄く開けて斜め前を見る。
- 息を吸ったときに、おなかや胸がふくらむのを感じ、心の中で「膨らみ、膨らみ」と実況する。呼吸はコントロールせず、そのとき一番したいように呼吸する。
- 息を吐いたときに、おなかや胸がちぢむのを感じ、心の中で「縮み、縮み」と実況する。
雑念が浮かんできた場合は、「雑念、雑念」と心の中でつぶやき、「戻ります」と言って、再び呼吸に意識を戻します。呼吸のめい想は、1日10分ほど行い、慣れてくれば時間をのばしても構いません。
引用:NHK健康ch
実は、GoogleやAppleなどの大手企業も、マインドフルネスを取り入れています。
これは、仕事の効率を上げる効果があるから。邪念を払い、集中力を高めることができるんです。
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と思うかもしれませんが、実はハーバード大学の研究でも、平常心を保つためにマインドフルネスが効果的であることが証明されています。
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どうしても朝と夜は忙しいし、家の中は子供が騒ぐので集中できないんです。
だから、仕事の昼休みを使ってマインドフルネスを行っています。
そうすると午後の仕事効率が上がって残業が少なくなるんですよね!
おすすめなのでやってみてください。
組織に反抗するな
大企業や大組織に反抗することは、メンタルヘルスを守る上で避けるべきです。
その理由は、組織が理論的に動いているからです。
大きな組織や会社は、感情よりも理論やルールで動いています。
個人の意見や感情よりも、全体の成果やルールが優先されるのが普通です。
例えば、サッカーのチームを考えてみましょう。
キーパーがゴールを守り、フォワードが攻めることでチームは機能します。
しかし、キーパーが勝手にフィールドを動いたら、チームは機能しなくなりますよね。
会社もサッカーと同様。
組織のルールを守れない人と会社はうまく付き合うことができない。
気に入らないことがあって上司に言うのはいいことですが、やりすぎは注意です。
最近、宝塚歌劇団に悲しいニュースがありました。
劇団員が亡くなって初めて大きく動いた。
多分これまで何度も劇団員がSOSを上げていたはずです。
そのくらい組織というのは変わらないんです。
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その通りです。
ただ現実は厳しいです。
変わるためには大きな事件が起きる必要があることが多いです。
自分が疲弊してしまうことも考えないといけません。
組織は変わらない。これを理解しておくと心が楽になる。
モチベーションに頼るな
モチベーションに頼るのではなく、無意識をうまく使うことが大事!
無意識を活用できる環境を作ることが、最も効果的です。
なぜなら、無意識で物事を行うと心が疲れにくいからです。
例えば、朝の準備を考えてみてください。
洗顔や歯磨きは無意識にできますよね。
無意識で行動することは、心を疲弊させません。
これらはルーティン化されているからこそ、無意識で行えるのです。
無意識で生活することが、実は一番心が楽なんです。
ルーティン化のポイント
作業をルーティン化するコツは、タイミングと場所をあらかじめ決めておくことや、小さいルーティンから始めること、手順や段取りを減らすことにあります。また、モチベーションに左右されにくい内容にすることも、ルーティンを継続するポイントの一つです。
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という意見もあります。
そのため、意識的に集中する必要のある仕事と無意識で行える仕事をうまく使い分けることが大切です。
結局、モチベーションに頼るのではなく、意識と無意識を上手に使い分けることが心を楽にする方法です。
まとめ
平常心の保持、組織への適応、そして意識と無意識のバランスがキーポイントです。
- 平常心の重要性: 仕事を効率的にこなすためには、マインドフルネスのような技法を使って心を落ち着かせ、平常心を保つことが重要です。これにより、集中力や判断力が向上し、仕事の質が高まります。
- 組織内での適応: 大きな組織や会社に反抗することは、メンタルヘルスにとって好ましくないことがあります。組織は理論やルールで動くため、個人の意見や感情よりも、全体の成果やルールが優先されることが多いです。これを理解し、適応することが心の平穏につながります。
- 意識と無意識の使い分け: モチベーションに頼るのではなく、日常のルーティンを無意識に行うことで心を疲弊させない方法を採用することが有効です。重要な仕事には意識的に取り組み、簡単な作業は無意識で行うことで、心のバランスを保つことができます。
参考書籍は以下の書籍です。
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