読者の悩み
- 本を読むのが遅い
- 読書の効率が悪い気がする
本書から得られるもの
- 本をたくさん読むコツがわかる
- 本を読んだ後の行動がわかる
なぜ多読が必要なのか?
ぼくが多読を推奨する理由は、お金が稼げるからです!!
と著者はいいます!
たとえば、ぼく自身が多読を通じて、さまざまな分野の知識を深めることができました。
特に仕事術や時間術の知識の幅が広がりました。
時間が有効活用できれば当然「時給も上がります」
少ない労力で仕事ができるわけですかね!
しかし、一方で
という反論もあります。
でも意外とそうでもないのが事実。
読書に関する年間支出金額は2017年は10,628円と、10年前(2007年、13,896円)と比較して、23.5%減少しています。 なお、内訳についても、雑誌(週刊誌を含む)は10年前の4,434円から3,150円と1,284円 (29.0%)の減少、書籍は9,462円から7,478円と1,984円(21.0%)の減少と、共に減少して います。
引用:レバレッジリーディング
上記は総務省統計局の調査結果です。
みんな読書しなくなってきているんです!
なので、本記事で紹介する多読方法は絶対に知っておくべき知識なんです。
多読する方法
目的を明確にする
最も重要だと感じたのは「目的の明確化」です。
なぜなら、目的が明確でないと方向性を見失うからです。
具体的には、「るるぶ」を思う浮かべてください。
ぼくは新婚旅行でイタリアに行きましたが、「イタリアって全然わからない」という悩みがありました。
だから、るるぶのイタリア版を買いました。
これがまさに目的にあった読書方法です。
「自分の人生の目標は何か」「現状の課題は何か」という大きな目標があれば、「今、自分にはどんな本が必要か」ということが、はっきり意識できます。
引用:レバレッジ・リーディング
目的が見つからない場合は、るるぶの例のように、自分の悩み、課題を洗い出してみてください。
結論として、多読を成功させるには、何のために読むのかを自問自答することが重要です。
目的が明確であればあるほど、読書はより有意義なものになり、読書スピードも速くなります。
制限時間を設ける
多読を実践する上で、ぼくが特に重要だと考えているのが
「制限時間を設ける」という方法です。
制限時間を設けることで、集中力を高め、読書効率を上げることができます。
具体的な例としては、ぼくは毎日20~30分だけ多読の時間を確保します。
この短い時間でも、集中して読むことで、読書量は確実に増えていきます。
たとえ、忙しい日でも、30分なら習慣にしやすいですし、読書を日常の一部にすることが容易になります。
これには「パーキンソンの法則」が関係しています。
パーキンソンの法則
第一法則は仕事の量と時間の関係を示す法則である。パーキンソンが述べた「公務員の数は、仕事の有無・軽重に関わらず、一定の割合で増加する。」が表すように、仕事における需要は、その必要性に関わらず、リソースが確保できる分まで増大する傾向にある。
引用:MUFG
要するに、与えられた時間を全て使ってしまうということ。
だから、最初から制限時間を設けた方が効率的に読書することができ、多読に向いています。
という反論もあります。
それでは、どれくらいの制限時間がふさわしいでしょうか。わたしは基本的に、だいたいどんなものでも一時間から二時間で読もうと決めています。
引用:レバレッジリーディング
25〜30分にしている理由は、それが人間の集中力の限界だからです。
ぼくは特に集中力がない方です。
だから、25分を1セットとして余裕があれば1日に数セット。
個人的にはおすすめな方法です。
結論として、多読において制限時間を設けることは、読書習慣を築き、効率的に本を読むための有効な手段です。
時間を意識することで、読書の質も量も、自然と高まっていくでしょう。
本全体を俯瞰する
多読において、ぼくが大切だと考えているポイントの一つが
「本全体を俯瞰する」ということです。
これは、単に文字を追うだけではなく、本の全体像を理解しようとする姿勢を意味します。
理由は明確です。本を俯瞰することで、その本の主要なテーマやメッセージ、構成を把握しやすくなります。
本書でおすすめされている俯瞰するポイントは以下の通り。
ココがポイント
- カバー
- 帯
- そで
- まえがき
- 目次
- あとがき
このように全体を俯瞰することで、細部にこだわりすぎず、本の「大事なポイント」を見失わないことにあります。
これは、情報処理能力を高め、効率的な読書を促進します。
パレートの法則
「80:20の法則」ともいわれ、「売上げの8割は2割の社員に依存する」といった傾向をさす。集団の報酬や評価が一部の構成員に集中するという経験則。
本の重要な部分は20%のみです!
だから、目的を見失わず、そして俯瞰すると超効率的に読書が可能になります。
知識に変えるレバレッジメモ
読書をして使える知識になっていなければ何の意味もありません。そこで本書はおすすめするのがレバレッジメモ。
要は
本を読んだら必ずメモを取るようにしましょう。
なぜなら、アウトプットしないと読んだ内容は使える知識になりにくいからです。
具体的な方法として、著者は
ただパソコンに入力して、A4判サイズのコピー用紙にプリントアウトするだけです。
引用:レバレッジリーディング
これにより、読んだ内容を整理しやすくなります。
個人的にメモにおいて大事だと思うポイントは
繰り返し使用できるようにすること!
アウトプットしたとは言え、忘れるものは忘れます。
ただ繰り返し使うことで使える知識に変わっていくでしょう。
前回の樺沢紫苑先生はアウトプットについて以下のように言っています。
記憶に残りやすくするために、2週間に3回以上のペースでアウトプットするのがオススメです。
引用:新R25
この方法の根拠は、アウトプットによってインプットした情報が定着しやすくなるという学習理論にあります。
書き出すことで、単に読んだだけでは気づかなかった視点や理解を深めることができます。
という反論もあります。
実際、すべての本で詳細なメモを取るのは時間がかかります。
ココがポイント
しかし、ぼくは、読んで忘れるよりは、少しでもアウトプットすることの方がずっと価値があると考えています。
また、すべての本に同じように時間をかける必要はありません。
重要だと感じた部分だけメモを取るようにしています。
結論として、読書をする際にはメモを取ることで、得た知識をより深く、実用的な形で身につけることができます。
アウトプットは、読書の効果を最大限に引き出す鍵です。
まとめ
本書、レバレッジリーディングで多読のコツを紹介しました。
これらをぜひ実践してみましょう。
そして、読書後はメモを取り、知識を定着させましょう。
これらを実践すれば、読書はより豊かで有意義なものになります。
本書には他にも読書のコツがたくさん書かれています。
興味のある方は以下のリンクからどうぞ!