読者の悩み
- 日々のストレスが溜まっている
- ストレスの解消方法がわからない
- ネガティブなことが頭から離れない
仕事や家庭に忙しいとストレスから解放されずに、心身ともに疲弊してしまいますよね。
ぼくも、うつ病による休職を経験して体の休め方を必死に探しました。
その結果、本書と出会いました。
本書から得られるもの
- なぜ苦しみから逃れられないのかわかる
- 苦しみから逃れる方法がわかる
何より体が資本です。
体を壊したら、家族を守っていけません。
家族を守るためにも本書で体の休め方を学んでみてください。
苦しみのメカニズム
反芻思考(ぐるぐる思考)
苦しみを感じる一つの大きな要因として「反芻思考」があります。
「反芻思考」とは、
ぐるぐると同じ思考を繰り返すような状態のこと。
なぜこれが苦しみの源になるのか?
まず、反芻思考の最大の問題は、ネガティブな思考や感情を延々と反芻し、それに囚われてしまうことです。
本書はこれを「二の矢」と表現しています。
- 一の矢:あらゆる苦しみ
- 二の矢:一の矢から発生する苦しみ
病気になったとき、「病気で苦しい状態」は一の矢。
病気になったことで「将来が不安」の状態が二の矢です。
この二の矢が反芻思考です。
例えば、失敗したことや恥ずかしい経験は取り返すことができません。
この失敗をくよくよ何度も思い返し、自分を責め続けるような状況は二の矢が突き刺さった状態です。
二の矢を抜いてあげないと、本来前向きに解決できる問題も、解決が難しくなってしまいます。
反芻思考のダメージは計り知れず、複数のメタ分析で鬱病や不安障害との強い相関が出ているほか、反芻思考が多い人ほど心臓病や脳卒中にかかるリスクが高く、早期の死亡率が高まる傾向も報告されています。
無(最高の状態)
上記のように、反芻思考は体へかなり悪影響を及ぼしていることがわかりますね。
具体的には、瞑想やマインドフルネスが有効です。
本記事の後半に「止想(停止)」の効果をお伝えします。
これまでの経験が自分を苦しめている
「これまでの経験」は自分を苦しめてしまう可能性があります。
なぜなら人間は、「物語の製造工場」だからです。
まず基本的な事実として、私たちの行動や思考は過去の経験に大きく影響されます。
たとえば、子供の頃に「我慢していい子だね!」って言われて育つ子。
我慢することはいいことだ!
と大人になって我慢するようになるそうです。
本書ではこんな問題がありました。
問題
スコット氏は激しい雨のなかを散歩に出かけました。スコット氏は傘を持たず、帽子も被っていませんでした。そのため、スコット氏の服はずぶぬれになりましたが、なぜか髪の毛だけはまったく濡れていません。なぜでしょうか?
答えは「髪がなかったから」
この問題に悩む理由は以下の通りです。
瞬時に過去の記憶の検索を始め、「スコット氏っぽい人物」や「全身ずぶ濡れになった男」のイメージを作り出した上で、次にどのような物語が展開するかを考えていきます。
無(最高の状態)
これがまさしく「物語の製造工場」である理由です。
物語があるでせいでしばしばトラブルを引き起こします。
例えば、友人のそっけない態度を取られたと感じたとき、人それぞれ感情が違います。
「今日は機嫌が悪いのかな?」
「嫌なことでもあったのかな?」
くらいだったらいいですが
「自分が何かしてしまったかな?」
「誤った方がいいかな?」
こんな感情が出てしまうことに心当たりがある人は多いでしょう。
なぜなら
人は常に自分が口で言うことに準じて行動するわけではなく、自分が採用した物語の通りに行動する。
無(最高の状態)
このためです。
同じトラブルにも苦しむ人と苦しまない人がいるのは、この理由はメンタルが弱いわけではありません。
脳内に作られた独自の〝ストーリライン〟が適応か否かの問題なのです。
無(最高の状態)
過去を変えることはできません。
しかし、脳を停止させることで「物語そもそもを浮かばない」ようにします。
「停止」して苦しみをなくす
心の動きを「止想(停止)」させることで、物語が浮かばないようにします
では、なぜ「止想」が苦しみを軽減するのか?
まず、「止想」とは、不要な思考や執着を止めることを指します。
例えば、過去の失敗をぐるぐると反芻したり、未来の不安に囚われたりすること。
これらは心の平穏を乱し、苦しみを生む源となります。
ポイント
脳内のイメージや呼吸などの特定の対象に意識を向けるタイプの瞑想です。
実施方法
- 意識を向ける対象を決める
- 姿勢を整える
- 腹式呼吸をしてターゲットに意識を向ける
ぼくは昼休みに「瞑想」をします。
上記の方法を同様に実施しています。
- 呼吸に意識を向ける
- 肺に空気が入っている感じをイメージする
- 無駄な思考が頭に出てきたら、頭の中で「〇〇を考えた」という *実際に言葉にしてもOK!
- 計5分間繰り返す
昼休みの瞑想のおかげで午後の集中力が上がります。
作業効率が悪かったぼくですが、瞑想を取り入れるようになってから効率が上がりました。
例えば、タイピングが速くなったり、上司への相談事がスムーズにできたり。
何より残業時間が減りました!!
結論として、「止想」は、私たちの心を不必要な思考や感情から解放し、苦しみを軽減する強力なツールです。
それを使うことで、より良い精神状態を手に入れることができます。
まとめ
苦しみの根源は、反芻思考や過去の経験、そして不要な思考の執着にあります。
反芻思考は、ネガティブな事柄を延々と反芻し、精神的な苦痛を生む。
これを変えるには、マインドフルネスや認知行動療法が有効です。
また、過去の経験が現在の苦しみを生むこともあり、これをポジティブに捉え直すことで、苦しみを和らげることができます。
最後に、「止想(停止)」は、不要な思考を止め、心の平穏を取り戻す手段として重要です。
これらを通じて、ぼくたちは自らの心をコントロールし、苦しみを減らす力を持っています。
今回紹介した内容よりも、もっともっとたくさんの情報が書かれている本書はぼくのバイブルです。
ぜひ手に取ってみてください。
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