読者の悩み
- 仕事が遅い
- 仕事が終わらなくて残業が多い
本書から得られるもの
- 仕事をはやく終わらせる方法がわかる
- 残業時間が減る
著者プロフィール
著者:石川和男さん
プロフィール
建設会社役員・税理士・大学講師・時間管理コンサルタント・セミナー講師と5つの仕事を掛け持ちするスーパーサラリーマン。1968年北海道生まれ。大学卒業後、建設会社に入社。
参考:紀伊国屋書店
本記事の概要
本書の目次
第1章 仕事が速い人の「7つの原則」
第2章 作業効率が劇的に上がる最速「タスク処理」メソッド
第3章 もう仕事を抱え込まない!「コミュニケーション」の秘訣
第4章 1秒でもムダにしない「チーム仕事」が速くなるコツ
第5章 「0→1」を最速で生み出すクリエイティブ思考術
第6章 自分の時間が増える「すぐやる人の習慣」
仕事がはやく終わるようにしたい!
そんな思いを持っているということは、きっと他に何かやりたいことがあるのでしょう。
本書ではそれが実現可能。
読書の時間や副業、家族との時間を十分に取ることができる一冊となっています。
そのために必要なことをぼくなりに要約させていただきました。
仕事が速い人のポイント
あらゆることに期限を決めろ
仕事を早く終わらせたいなら、あらゆるタスクに期限を設けることです。
このシンプルな方法が、仕事の速度を劇的に変える鍵となります。
なぜなら、期限があると生産性や行動力が格段に上がるからです。
「絶対に残業をしない人」と聞いて、あなたは誰を思い浮かべますか?
それは「保育園に子供を預けるお母さん」です。
彼女たちがなぜ時間通りに仕事を終えられるのか?
「保育園に子供を預けるお母さん」が効率的に仕事をこなせる理由は、パーキンソンの法則にあります。
パーキンソンの法則
第一法則は仕事の量と時間の関係を示す法則である。パーキンソンが述べた「公務員の数は、仕事の有無・軽重に関わらず、一定の割合で増加する。」が表すように、仕事における需要は、その必要性に関わらず、リソースが確保できる分まで増大する傾向にある。
引用:MUFG
つまり、時間の制約が仕事を早く終わらせる秘訣というわけです。
という疑問に対するぼくの答えは、キッチンタイマーの使用です。
キッチンタイマーで仕事の時間を区切ることで、効率的にタスクを進め、パーキンソンの法則を活用することができます。
「保育園に子供を預けるお母さん」のように、仕事に時間制限を設けることで、その効率は大きく向上します。
ぜひこの方法を試して、スピーディーで生産的なワークスタイルを手に入れてください!
重要な仕事は朝イチでやらない
朝イチで重要な仕事をするのはやめましょう。
なぜなら、朝に難易度が高い仕事を始めると、モチベーションが上がりにくいから。
難しい仕事は、集中力が高い時間帯であっても、スタートダッシュを妨げる可能性があります。
朝に最高の集中力を持っていても、難しい仕事を始めると、理想的なスタートが切れないことがあるんです。
本書の著者によると、彼らはスケジュール管理や確認から日を始め、ウォーミングアップのような方法で徐々に仕事に入っていくそうです。
運動と同じで、仕事もウォーミングアップが必要です。
体を温めるように、脳も準備運動から始めた方が、より高いパフォーマンスが発揮できるのです。
結論、朝一番に重要な仕事をするのではなく、軽めのタスクから始めて徐々にペースを上げていく。
これが、一日の生産性を最大限に高める方法です。ぜひ試してみてください!
全ての仕事は15分で区切る
仕事を15分ごとに区切るようにしましょう。
人間の集中力は継続すると落ちてしまいます。
短い時間で区切ることにより、集中力を持続させることができるのです。
ポイント
例えば、学習する際に15分×3セットで休憩を挟む方法と、60分休憩なしで学習する方法を比較すると、前者の方が長期的な記憶に効果があるとされています。
仕事も同じく、この方法が効果的です。
この方法はポモドーロテクニックと呼ばれており、短時間の集中と休憩を交互に行うことで、仕事の効率を大きく向上させます。
という疑問があります。
しかし、仕事が終わらないことは逆に利点になります。
ツァイガルニク効果により、未完了のタスクは記憶に残りやすく、次に作業を再開する際にスムーズに取り組めるのです。
ツァイガルニク効果
達成できた事柄より達成できていない事柄・中断している事柄を意識している状態。
中途半端に仕事を終えてしまった方が気になってやりたくなるという現象です。
だから、仕事を15分単位で区切ることで、集中力を保ち、効率的にタスクを進めることができます。
付箋を使ってはいけない
仕事中に付箋を使うのをやめるましょう。
付箋を使うと集中力が落ちます。
目につくところに付箋が多いと、気が散ってしまい、仕事の効率が下がる可能性があります。
例えば。パソコンの周りに付箋をたくさん貼る人を見たことがありますよね。
心当たりある人が多いと思います。
これは、実は仕事効率を下げる要因となります。
仕事内容が常に視覚的に「見える化」されることにより、集中力が落ちてしまうのです。
また、付箋を長時間使うと、脳がそれを認識しなくなり、その効果が薄れます。
見える化しすぎると、かえって仕事に集中できなくなるんです。
という意見もありますが、その場合はノートがおすすめです。
ノートに記録することで、目に見えない位置に情報を保持し、集中力を維持することができます。
ぼくの場合↓
- やることをノートに記載
- 制限時間を設けてそのタスクをこなす
- タスクごとにノートを確認
- 別のタスクに取り掛かる
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参考【複業時代の生き方】「やらないことリスト」で時間を取り戻す|やらないことリストの作り方 見るだけノート
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仕事中に付箋を使うと集中力が下がるため、代わりにノートを使いましょう。
これにより、仕事の効率を高めることができます。
仕事が速い人は数字で伝える
コミュニケーションの場で数字を積極的に使いましょう。
仕事が速い人は、コミュニケーションを取る際に数字を使用します。
数字を使うことで、伝えたい内容が明確になり、誤解が減ります。
メモ
例えば、上司に「あの仕事はいつ終わる?」と聞かれたとき、「あと10分で終わります」と具体的な数字を用いて答えることが重要です。
仕事が速い人は「もうすぐできます」といった曖昧な表現はしません。
数字を使う理由は、コミュニケーションにおけるミスの削減にあります。
具体的な数字を使うことで、相手は期待する結果の時期を正確に把握でき、計画を立てやすくなります。
という意見もあるかもしれませんが、大切なのはできるだけ具体的な情報を提供することです。
数字が使えない場合でも、可能な限り具体性を持たせた表現を心がけることが大切です。
結論、コミュニケーションの場では、できる限り数字を使って情報を伝えましょう。
これにより、仕事の効率が上がり、スムーズなやり取りが可能になります。
まとめ
仕事の効率を高めるには、以下の方法が重要です。
これらの方法を実践することで、仕事のスピードと品質を同時に向上させることができます。
さらに、冒頭でお話ししたとおり、仕事が速くなることで残業時間が減ります。
副業、勉強、家族との時間も確保することができるでしょう。
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